オタクがSixTONESに初めて会った日の記録(2024.2.17 VVS 京セラドーム)

 

 

 

 

 

 

 

 

ステージ構成、セトリの一部についてネタバレしてるのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


◆はじめに

そもそも、並々ならぬ気持ちで参加した。なんてったって初参加。わたしは昨年1(慣声ドーム公演発表日)FC入ったばかりのド新規で、一応慣声も応募はしてみたけど当たり前のように落選した。でもその後1年間はみっちり追いかけたので、VVSこそ行ってみたいな今なら、VVSなら、全ての曲を思いっきり楽しめるんじゃないかなという期待もあった。とはいえ、わたしなんかよりずっと前から応援されてきて、わたしなんかよりたくさんの文脈をふまえながら、万感の思いで待ち焦がれてた人がたくさんいたことも理解している。だからこそ、長らく応援してる人がいるにも関わらずド新規がいきなり初日に入ることに若干申し訳ない気持ちもあった。

でも、せっかくいただいたご縁だし、これから先長い間好きでいると思うので、わたしにとっての"初めて"がどれほど美しい景色だったのかを記録として残しておきたい。"初めて"にも、やはりそこにしかない煌めきが宿ると思うので同じ理由で、もしこれを読んだ方で今後"初めて"を経験される方がいらっしゃれば、ぜひわたしにおすそ分けいただきたいです

 


◆ライブ参加前の気持ち

新規になってから1年が経過するまでの間に、幸いなことに髙地くんと大我くんが舞台で役を生きる姿を拝見する機会があった。でも、ほかの4人は今回が初めて。6人揃ったところを見るのも初めて。直前まで「わたしたちが勘違いしてるだけで実は4人ともホログラムだったらどうしよう………」なんて連番オタクと笑ったりしてた。そして、"アイドル"としてのステージングを拝見するのは全員初めて。なにかの役を演じる姿ではなく、"個人個人としてそこに立ち、それまで生きてきた人生全てを懸けて(わたしはアイドルのことをその人生史をエンターテインメントとして煌めかせる人だと思っています)この場に来たファンを幸せにしてくれる姿"を見れるのが本当に楽しみだった。この曲が聞きたいとかこんな表情が見たいとかじゃなくて、"この姿"が見たかった。日頃画面越しでこんなに元気にしてもらっているのに、いざ目の前で浴びたら網膜がショートしてしまうんじゃないかと本気で心配していた。

 


◆ドームツアーであることについて

コンパクトで距離感が近くて見やすいアリーナツアーに参加してみたかった気持ちも、まあ、ある。でも、わたしが"初めて"目に焼きつける好きな人の姿は、同じ日に入った同じように彼らを好きな45000人をとびきり幸せにしてくれるめちゃくちゃカッケー姿なんだよな。そんな幸せなことはないよ。

それに、慣声のドーム公演は色んな文脈で「SixTONES1章の集大成」だと語れるライブだったし、ファンにとってもSixTONESにとっても、ボーナスステージのようなものだったと思うから"これまで"を知らなかったわたしでは分不相応だということに納得もしている。むしろ今まで支えてきてくださった皆さまにお譲りしたい。でも、それらを踏まえた第2章の始まりがいきなり「こっから」の炸裂と「ドームツアー」なのはもう!!!!めちゃくちゃ興奮する!!!!!!!わたしは"アイドルの伝記を編纂する人"の気持ちで彼らを推しているので「この一瞬は必ずSixTONESの歴史に刻まれる!!!その場に立ち会いたい!!!!!」と思っていた。

 


◆初日であることについて

初日ってすごいね。全員等しくなにも知らないんだもの。ステージ構成を見て感嘆の声をあげるオタクがたくさんいたし、客席のあちこちで1曲目の予想や歌って欲しい曲、セットの使い方についてワクワクする声が聞こえてきた。

わたしが新幹線に乗った時、エスカレーターの前のお姉さんの鞄にじゅりくんのうちわが刺さっていたこと、大阪でお会いしたフォロワーさんたちがほんっとに全国各地から来ていたこと、チェンエラや8.8などわたしが知らなかった頃のライブのペンラやグッズを持ったファンがたくさんいたこと、その全部がわたしをワクワクさせてくれた。全国各地からはるばるやってきた人に「遠くからどうもありがとう普段は離れてて会うこともないお互いの人生だけど、SixTONESが好きという一点で交差できるこの奇跡が嬉しいです(誰!?)」と、昔のグッズを持ってる人みんなに「あなたたちが推して大きくしてくれたおかげでわたしもSixTONESに出会えました(誰!?!?)」と、言いたかったけれど、不審者すぎるので黙ってた当たり前

 


髙地くんが前日に毛玉だけアップして、直前に更新されまくったSNSにも1人だけ頑なに出なかったことも忘れない。おかげでカマシ散髪を初見できたことの驚きと嬉しさは一生反芻していきたい。わたしは髙地くんの短髪(と、そのマインド)が本当に大好きなので、画面で抜かれた時は比喩じゃなく卒倒するかと思った。「髙地くんって本当にかっこいい!」と連番オタクの腕にしがみついたことを覚えている。オタクが今日のためにお洋服やヘアメイクを準備して、とびきりの姿で会いたいと願うように、アイドルが今日のために気合いを入れてくれる姿って本当に美しくて好きだ。

 


◆ステージ構成について

自分の感想だから当たり前かもなんだけど、今読んでも「それな」と思うので備忘録として書き添えておく

 


わたしは結構本気で、ジェシーが「ここで行かなかったらこれから先絶対に行かなくなる」とご飯会を強行したことが明確にSixTONESにとっての分岐点で、そこを彼が正しく導いてくれたと思っているだけれど、それ以降のSixTONESってやっぱりあまりにも仲良すぎじゃないですか?仲良しであることに照れがなくなってきたこともそうだし、単純に気の合う仲間というだけではなくて、信頼して、尊敬して、自己開示をして、任せることをするようになったと思う。

今回で言うと、ど真ん中に6本の花道・ステージを置くのは、「ここに誰が来ても楽しませられる&楽しんでもらえる」ことを信じてくれたからこそだと思うんだよね。ちなみにわたしは髙地担だけど、一度箱推しになった後に自担を髙地くんに決めたという経緯(詳しくは沼落ちブログに書きました)があるし、今でも6人全員のことを愛してる。でも、必ずしも世の中の人全員がそうではないかもしれないし、今まで6人で盛り上げていたパートを1人で担わないといけないプレッシャーもある。ただでさえひっつきたがりで、慣声のオープニングがバラバラであることすら寂しいとボヤいてきた彼らが、それぞれ1人きりで立つのは本人たちにとっても少なからず勇気がいることだと思うのです。だからその覚悟に、改めて感謝を。おかげさまでスタンド上段だったけど、ほんっとに楽しいライブだった。

 

◆生バンドであることについて

今回のアルバム、元々バンドつけて欲しいなって思ってたんですよ。曲調ももちろん合うと思ってたけど、人力由来のちょっとレトロな雰囲気と""へのこだわりが今のSixTONESにぴったりだなと思って。そしたらオープニングで正にドーンとバンドが照らされるから、もうその瞬間「勝った!!!!!!!!」となった。大我くんがパンフレットで語ってた「(ファンの人たちは)"俺らがやりたいことをやってる"のが一番嬉しいんじゃないかと思うの」というのは正にその通りなんだけど、その"俺らがやりたいこと""わたしの見たいもの"と一致してる嬉しさ〜〜〜〜〜〜!!!!

 

髙地くんが「SixTONESがバンド連れてきたぞ!!!!360度死角なしのステージ作ったから楽しめよ!!!!」みたいなこと言ったのも良すぎてまたぶっ倒れた。なんか、"連れてきた"って表現良くないですか?バンドに彩ってもらうとか、逆に背景に徹してもらうとかじゃなくて、最強の助っ人連れてきたから俺らは無敵です!!!という勝利宣言のよう。好きな人が最強なのは本当に最高。

 


◆オープニングと1曲目について

SixTONESの過去のライブを見ていても思うけれど、セットが単なる背景や舞台装置にならず一緒にライブを盛り上げるパフォーマーとして稼働している感じすごく好きなんだよね。曲の盛り上がりに合わせてクレーンがゆったりと上昇し、思ったよりももっともっと上昇し、いよいよ始まる!なになになに!うわー!!!!!と思っていたら、目の前にジェシーが現れた。


国立でリフターから山ほどの風船と共に飛び出してきた嵐が脳裏をよぎった。わたしが知らないだけで同じような演出で登場するアイドルもいたのかもしれないけれど、わたしが目撃したのは彼らだけなんです。

大きな球体から空に飛んでいく無数の風船と共に花が咲くように降臨した嵐に対して、封印を内側からぶち破るように爆誕してきたSixTONES、あまりにも毛色が違いすぎて大好きだった。

 

 

しかも1曲目ジェシーって……アンセムって………
繰り返すけどわたしはアイドルの伝記を編纂する人"の気持ちで彼らを推しているので、わたしが初めて浴びるSixTONESが我らがセンタージェシーによるTHE VIBESリード曲「アンセム」って、もう、物語として良すぎた……最高の伏線回収。人生って最高。わたしは生まれてきて良かったですよほんとうに。


手足長!!!!!顔小さ!!!!!実在する!!!!!華やか!!!!!!ってかこの人がわたしの大好きなアイドルグループSixTONESのセンターなのかっこよすぎてやばい!!!!!!!うわ〜〜!!!!!!!


その後の怒涛の展開も、双眼鏡使ってる場合じゃなかった。

どこ!!!!誰!!!!!!なに!!!!!!うわー!!!!!!!ずっとこれ

 

曲とMCについては書こうと思えばいくらでも書けるのだけれど、レポが上手いオタクにそこは任せて、ポイントを絞って書きます。


MCについて

どこでMCすればいいのか分からずステージを回してもらう?それか自分たちが動く?となって電車ごっこに行き着くSixTONESくんたちかわいすぎたわたしはアイナナのオタクでもあるのでナナツイロREALiZEが世界一かわいい電車ごっこだと思ってたけど、双璧かも……………

わたしは一塁側にいたので、それぞれの場所にばらけて離れた位置からMCするかとなった時に、「俺こっち行ってないからさ〜(確かに来てなかった)」と一塁側に歩いてきてくれたじゅりくんの優しさが嬉しかった……

その後ろからメンバーがぞろぞろついてきてだるまさんが転んだ状態になったのもなんか人ってこんなにずっとかわいいことあるんだ………………

 

それからMC中、花道先のステージであぐらかいて座ってる髙地くんが実家でテレビ見てんのかと思うくらい背中丸かったのも面白かった。結構体力的にしんどい構成だと思うし、だからこそ「座るな!」「休むな!」なんて言葉がかけられずに髙地くんがずっと座っていられる環境も好きだった。

 


◆日替わり曲について

日替わり曲はマスカラ、Goodluck!のラップはじゅりくんでした。でも、初見なのでどの曲が日替わりか分からず全部を新鮮に楽しめたのも嬉しかったな〜。

ここからはわたし個人の思い出の話なので他の日替わり曲に対する思いとは別という前提で書きます

わたし、もちろんどの曲も好きだけど、SixTONESにとってマスカラってイミレやこっからに並ぶある意味名刺のような強い曲だと思うので、むしろこの曲が日替わりだとは全然思ってなかった………だからこそ、日替わり曲としてあの日聞けて嬉しかったなあ。それからGoodluck!のラップをメンバーで回していることは知っていたけれど、わたしにとって"初めて"の日だったから、ド王道としてじゅりくんのを聞けて良かったなと思う。今後参加公演を重ねる中でみんなのものも聞いてみたいな。

 


Seize the dayについて

この曲、北斗くんがリフターで目の前で歌ってくれたんだよ……なんか、この人は抱きしめるように、祈るように歌ってくれるなあと思った。最近出てる映画でもそうだけど、北斗くんって"祈り"がとても似合う気がするんだよな。わたしは大きな挫折をして傷ついた北斗くんがその後の人生をもって「人生、いろんなことが繋がってる。正しいかどうかは別として、必死さは必ず何かを生むんですよね(Myojo 1万字インタビュー)」と信じているところがすごく好きなんだよね。一見ひねくれ者で、努力なんて泥臭いものと無縁そうに見える人なのに、どんな時も5人が味方でい続けた環境で育ったことでその純粋さが守られていることがとても稀有。だからこそ彼には純度の高い欲望を追求して祈って欲しいし、祈ることでなんとかなるかもしれないという希望を最後まで信じていてほしい。

視界に映る全てを持って帰りたいと願っていて、「SixTONESは大丈夫だよ」「きみたちが大切だよ」の気持ちが、どうか伝わりますようにと祈ってくれるような歌だった。北斗くん、素敵なアイドルだ………………


◆演出について

羽、銀テ、噴水、リフター、花火……全てがSixTONESを彩るために生み出されたモノであるということもなんかすごく嬉しかった。わたしが初めてみたSixTONESがこんなにかっよくていいのでしょうか。羽や銀テが降り注ぐドームってなんかもう幻みたいにすっごい綺麗だったんだよ。流れ星がこの空間に降り注いだような、数多の宝石を散りばめたような、なんか神話の一風景を見てるくらいに美しかった……わたしの好きなものって、こんな綺麗なものを纏うんだね………。それからスタンド上段でも銀テ取ってる人がいた。もちろん数は多くはないけれど、スタンドにも放つ選択をしてくれたのが嬉しかった。銀テに夢中になってる人に「俺らを見ろよ!!!」「もう帰っちゃうからな!!!」って文句言ってるSixTONESを見れたのも良かった。めちゃくちゃかわいかったので。

 


◆最後に

ほんとに何回も同じ話してごめんなのだけれど、わたし、SixTONESに、VVSに間に合って良かったなあと思う。

なんか、この公演を初見できたならこれまで見ることの叶わなかった公演も、人生の中でしたくはなかったような辛い経験も、全部今日この1日にわたしを出会わせてくれるために必要だったのならば(わたしの経験した理不尽はわたしにとってその程度のことで済んだというだけなので、人には人の地獄がありわたしと違う捉え方をする人がいるのも分かっています)なんか、やっぱり生きてて良かったなあと思うのです。

 

 


ヒエー!!!!わたし今日も福岡でSixTONESに会うのですか!?!?!?!?やばくない!?!?!?!?